このページには、求人そのものは載せていません。求人は日々変わるため、窓口ごとの探し方と、求人票を読むときに確かめることをまとめています。上位の検索結果は求人一覧のページが中心です。探す前に、どの窓口が自分に合うかを決める材料として使ってください。

保育士の求人を探す窓口を比べる表

窓口根拠の法令求職者の手数料応募の流れ確かめること
ハローワーク職業安定法第8条無料求職申込み→相談→紹介状→職員が園に連絡。直接応募もできるが、その場合は職業紹介にならない求人番号を控える。求人票と違う場合はハローワーク求人ホットラインへ
保育士・保育所支援センター児童福祉法第18条の24(都道府県が体制を整える)無料事前の登録や予約がいる場合がある→相談→紹介自分の地域のセンターの内容(見学同行などは自治体ごとに違う)
都道府県福祉人材センター社会福祉法第93条・第94条無料の職業紹介各センターの案内によるこども家庭庁の連絡先ページから探す
自治体の公立採用地方公務員法など—採用試験・選考に申し込む公務員として働く方法の12項目
転職エージェント(民間の職業紹介)職業安定法第30条(許可)保育士の求職者からは取れない(第32条の3第2項)登録→面談→紹介→応募・日程調整許可番号。就職者数・離職者数・手数料などの情報提供が義務(第32条の16)
求人サイト・園の採用ページ職業安定法第4条第6項(募集情報等提供)求職者の情報を集めるサイトは、応募した人から報酬を取れない(第43条の3)サイトから園に直接応募。連絡や日程調整は園と行う掲載の時点。求職者の情報を集めるサイトは届出制(第43条の2)

出典:職業安定法(第4条・第8条・第30条・第32条の3・第32条の16・第43条の2・第43条の3)、同法施行規則第20条、児童福祉法第18条の24、社会福祉法第93条・第94条、ハローワーク「求人情報の見方」「求人情報における求人事業所名等の公開について」、こども家庭庁「保育士・保育所支援センターQ&A」。取得日:2026年9月28日。

  • ハローワークの求人に、求人サイトなどから直接応募した場合は、ハローワークの職業紹介になりません。紹介を条件とする再就職手当などの対象にならないことがあります。
  • ハローワークの求人は、事業所名が全員に公開されるもの、ハローワークで求職申込みをした人に限って公開されるもの、公開されないものがあります。
  • 転職エージェントを使う場合の比べ方は、転職エージェントの比較にまとめています。派遣会社を通す場合は、保育士の派遣の比較を見てください。

保育士の求人票で、読み違えやすい欄

欄読み違えやすい点確かめ方
雇用形態「フルタイム」は正社員という意味ではない。「月給制」もフルタイムという意味ではない期間の定めがあるか、契約更新の上限があるか
賃金パートの賃金は時間額に換算して書かれることがある。固定残業代がある場合は、除いた基本給・時間数・超えた分の扱いが示される基本給と手当の内訳、固定残業代の有無
昇給・賞与ハローワークの求人票では前年度の実績自分が入職した場合の支給条件
就業場所・業務2024年4月から、変更の範囲も示すことになった(職業安定法施行規則第4条の2)異動や担当の変更があるか
試用期間試用期間中は条件が違うことがある期間と、その間の賃金・条件

出典:ハローワーク「求人情報の見方」、職業安定法第5条の3・施行規則第4条の2(変更の範囲は、同規則を改正した令和5年厚生労働省令第89号の附則により2024年4月から施行)、職業紹介事業者等の指針 第3の1(固定残業代)、厚生労働省「2024年4月から労働条件明示のルールが変わります」。取得日:2026年9月28日。

求人票・面接・内定・労働条件通知書で条件を照らし合わせる表は、転職の失敗例の照合表にあります。園の公表情報はここdeサーチで確かめられます。

保育士の求人は、統計でどのくらいある?有効求人倍率の読み方

こども家庭庁は保育士単独の有効求人倍率の資料も公表しています。ただし今回その公表日を確認できなかったため、数値は採用していません。以下は出典8項目をそろえて採用した「社会福祉専門職業従事者」の中分類で、保育士以外も含みます。

区分令和4年度令和5年度令和6年度令和7年度令和8年7月
社会福祉専門職業従事者(常用、パートを含む)3.002.792.722.652.43
同(パートを除く)3.193.022.952.882.70
同(常用的パート)2.722.472.402.322.08
職業計(常用、パートを含む)1.191.171.141.101.05

出典:厚生労働省・e-Stat「一般職業紹介状況 長期時系列表21 職業別労働市場関係指標(実数)」、厚生労働省「一般職業紹介状況(令和8年7月分)について」参考統計表(いずれも2026年8月28日公表)。保育士は日本標準職業分類の小分類「保育士」で、中分類「社会福祉専門職業従事者」に含まれます。取得日:2026年9月28日。編集部で、表のすべての値を有効求人数÷有効求職者数で計算し直し、一致を確かめました。

  • ハローワークで受け付けた求人と求職者だけの数字です。求人サイトや紹介会社だけに出ている求人は入っていません。
  • 季節による上下を調整していない実数です。同じ区分でも、令和8年1月は3.01倍、4月は2.31倍と月によって違います。年度の値は月の平均です。
  • ニュースでよく見る全体の有効求人倍率(季節調整値)とは、定義が違うため並べて比べられません。
  • 倍率が高いことは、求人が求職者より多いことを示すだけで、採用されやすさを示すものではありません。

保育士の求人を、正社員・パート・派遣の働き方ごとに探す

「保育士 パート」「保育士 正社員」「保育士 派遣」で検索すると、上位は求人一覧がほとんどです。働き方ごとに、求人票で確かめることが違います。

  • 正社員:ハローワークでは、直接雇用で期間の定めがなく、フルタイムで働くものを正社員としています。求人票の「フルタイム」だけで正社員と判断せず、期間の定めの欄を確かめてください。
  • パート:雇い入れのときに、昇給・退職手当・賞与の有無と、相談の窓口が文書で示されることになっています(パートタイム・有期雇用労働法第6条)。シフトの決め方と、1日の勤務時間の幅も確かめます。
  • 派遣:ハローワークは、派遣先が決まっている登録型の派遣の求人だけを扱います。求人票では「有期雇用派遣」「無期雇用派遣」と書かれます。派遣会社の選び方は保育士の派遣の比較にあります。
  • 公立の園:自治体の採用案内から申し込みます(公務員として働く方法)。

保育士の求人の探し方について、この記事では分からないこと

  • 今出ている求人の数や、地域ごとの求人。窓口で確かめてください。
  • 保育士だけの有効求人倍率(公表日の分かる資料が見つかりませんでした)。
  • 転職エージェントや求人サイトに、非公開の求人がどのくらいあるか。
  • 自分の地域の保育士・保育所支援センターが、見学同行を行っているか。

保育士の求人でよくある質問

保育士の求人を探すとき、手数料がかかる窓口はありますか?

ハローワークは無料です(職業安定法第8条)。民間の職業紹介事業者(転職エージェント)は、保育士の求職者から手数料を取ることができません(同法第32条の3第2項)。求人サイトのうち、求職者の情報を集めて提供する事業者は、応募した人から報酬を受け取れません(同法第43条の3)。

求人票に書かれていることは、そのまま労働条件になりますか?

ハローワークは、求人情報や求人票は雇用契約書ではないと案内しています。採用が決まったら、労働条件通知書などの書面で条件を確かめてください。求人票と実際が違う場合は、ハローワーク求人ホットラインに申し出ることができます。

保育士の有効求人倍率はどのくらいですか?

この記事で出典8項目をそろえて採用したのは、保育士を含む「社会福祉専門職業従事者」の中分類です。保育士単独の資料も公表されていますが、公表日を確認できず数値は掲載していません。令和8年7月の有効求人倍率(常用、パートを含む)は2.43倍でした。職業計は1.05倍です。ハローワークで受け付けた求人と求職者だけの数字です。

有効求人倍率が高いと、採用されやすいということですか?

そうとは言えません。有効求人倍率は、ハローワークで受け付けた求人の数を求職者の数で割った値で、求人の条件や地域、応募する人の条件とは関係なく計算されます。

保育士・保育所支援センターでは、何をしてもらえますか?

こども家庭庁の案内では、無料で、就職先の紹介や、未経験・ブランクのある人向けの研修などを行っています。見学への同行を行うセンターもありますが、内容は自治体ごとに違います。

更新履歴

2026年9月28日:職業安定法・同施行規則、児童福祉法第18条の24、社会福祉法第93条・第94条、ハローワークの「求人情報の見方」ほか、職業紹介事業の指針、厚生労働省「一般職業紹介状況(令和8年7月分)」と e-Stat 長期時系列表21を確認して新規作成。窓口ごとの比較表、求人票の読み違えやすい欄の表、有効求人倍率の表を掲載。「保育士 パート」「保育士 正社員」の検索意図を、働き方ごとの探し方の節で受ける。 2026年9月29日:題名を「問いと答え」の形にし、冒頭の答えを短くした(前の答えと根拠は「根拠と補足」に移した)。 2026年9月30日:監査の指摘に対応(指摘 EDIT-01 を修正。公表日を確認できない資料に基づく数字 4件を外すか、公表日のある資料に付け替え)。修正箇所の一次資料を照合。出典ごとの取得日は変えていない。